SourceTreeユーザーは`stree`コマンドを使うと残業時間が15秒減ります

先に結論だけ

  • ターミナルからstreeコマンドを実行すると、カレントディレクトリでSourceTreeが立ち上がります。
  • vscodeやWebStormなど、ターミナルと統合されたエディタでstreeコマンドを使用するとSourceTreeのリポジトリブラウザを操作する必要がなくなります。

はじめに

この記事は、SourceTreeコマンドラインツールと、streeコマンドの使用方法を共有するためのものです。

想定する環境

  • macOS 11.6.5
  • SourceTree v4.1.8(243)
  • Git 2.35.3

想定する読者

  • Gitを利用している
  • SourceTreeを利用している
  • 複数のワークスペースを操作する必要がある

SourceTree command line tools とは

SourceTree command line toolsとは、SourceTreeをコマンドラインから起動可能にするヘルパーアプリケーションです。 macOSの場合、実行ファイルは/Applications/SourceTree.app/Contents/Resources/streeにあります。 このアプリケーションは、SourceTreeと同時にはインストールされません。別途インストールする必要があります。

SourceTree command line tools のインストール

インストール手順

SourceTreeを起動して、メニューバーの[SourceTree]→[コマンドラインツールをインストール]を選択します。

インストール成功ダイアログ

「インストールに成功」というダイアログが表示されれば、作業は完了です。

streeコマンド

streeコマンドは、SourceTreeを起動するコマンドです。コマンドのオプションは以下の通りです。

stree [path]

pathを省略した場合、カレントディレクトリでSourceTreeが起動します。つまりstreestree .は同じ結果になります。pathは自由に指定できるので、~ホームディレクトリからのパスを指定したり、../親ディレクトリを指定することもできます。

streeコマンドを利用すれば、コードエディタから直接SourceTreeを起動できます。SourceTreeのリポジトリブラウザを操作する必要がなくなり、複数のワークスペースを切り替える作業では作業時間を短縮できます。

以上、ありがとうございました。