three.js r135のexamplesにて、dat.guiがlil-guiへ移行しました。dat.guiのメンテナンスは今後続かないと思われます。import文を書き換えるだけでほぼ移行が完了するので、dat.guiを利用中の皆さんはlil-guiに移行しましょう。
この記事は、dat.guiのメンテナンス状況と、移行先となるlil-guiの紹介をするための記事です。
A lightweight graphical user interface for changing variables in JavaScript. JavaScriptで変数を変更するための軽量なグラフィカルユーザーインターフェースです。
dat.guiは軽量な、動的に値を変更できるGUIコントローラーです。動作中のパラメーターを変更できるため、three.jsなどの描画系JSライブラリのサンプルページに利用されてきました。
しかし、近年更新が途絶えたままとなっています。
lil-gui Makes a floating panel for controllers on the web. Works as a drop-in replacement for dat.gui. ウェブ上のコントローラ用にフローティングパネルを作成します。dat.gui.の代替品として動作します。
lil-guiは更新の途絶えたdat.guiの代替品として開発されました。
lil-guiはthree.js r135でdat.guiの代わりに採用されました。この状況を鑑みると、dat.guiのメンテナンスはもう続かないと思われます。
For most projects, moving from dat.gui to lil-gui should be as simple as changing the import URL. ほとんどのプロジェクトでは、dat.guiからlil-guiへの移行は、インポートURLを変更するだけで簡単にできます。
マイグレーションガイドの通り、lil-guiはほとんどの場合dat.guiと互換性を保っています。そのため、ライブラリのimport URLを書き換えるだけでそのまま動作します。主な変更箇所はカラーコントローラーにありますので、カラーコントローラーを利用している方はマイグレーションガイドを確認してください。
以上、ありがとうございました。