この記事はGitHubでforkしたリポジトリにて、GitHub Actionsを動かす方法を記録、共有するためのものです。
GitHub Actionsとは、GitHubが提供する仮想環境サービスです。
ユーザーはYAML形式で実行環境とアクションを記述し、一連のワークフローを作成します。特定のブランチにpushがあった、PullRequestが作成されたなどのイベントを引き金に、このワークフローが稼働します。
といった、CI/CDのための自動化処理が可能になります。
ワークフローはリポジトリ内で他のソースコードと同様に管理されます。そのため、チームメンバーで共有、改善ができます。
公開リポジトリをフォークすると、デフォルトではActionsの実行が不許可になっています。fork元のリポジトリとおなじアクションを実行したい場合、ユーザーが許可しなければなりません。
Settingタブ → Actions → Actions Permissionsを表示し
のいずれかを選択しSaveします。
Allow select actionsにはチェックボックスがあります。このチェックボックスは
の実行をそれぞれ許可します。
Actionsは汎用的な仮想環境サービスです。そのためCI/CD以外の処理もワークフローとして記述できてしまいます。GitHubは目的外でのActionsの利用を規約で禁止しています。
ワークフローは様々なトリガーで実行され、時刻もトリガーになります。デフォルトで実行が許可されていたら、forkしただけでワークフローが実行されます。
悪意のあるユーザーがリポジトリに規約違反のワークフローを混入した場合、デフォルトで実行許可があるとforkしたユーザーも利用規約違反となります。こうした問題を回避するために、Actionsはデフォルトで不許可になっています。ユーザーは実行許可を出す前に、ワークフローの目的と内容をチェックしなくてはいけません。
以上、ありがとうございました。